企業経営を進める上での資本金

資本金は、企業経営を進める上で必要不可欠な資金であり、出資者の提供により企業に託された自己資本の一つです。自己資本は、多ければ多いほど好ましいのですが、中小企業における自己資本の目安は、資本総額の約30%、中堅企業で約40%、大企業で50%が目標と言われます。したがって、最初にいくら資本金を用意するかはさほど問題ではなく、その後の全体的な財務バランスの中で不可のない、無理のない状態であることが望まれるのです。世界に冠たるトヨタなどは無借金経営を進めていると新聞紙上を賑わしますが、それでも連結決算での自己資本比率は36%程度にしかなりません。資本・負債・資産という財務諸表を構成する各勘定科目が、全体的にバランスよくまとまっていること、これが企業の舵取りをするうえで必要であると考えられます。

経営における資本金の基礎知識

企業に関するニュースなどで、当該企業の資本金何千万、或いは何億などを見かけることが出来ます。これだけを聞くと、その資本の金額分だけ企業にお金があると思いがちですが、そうではありません。簡単な例を出すと、1000万円で起業したとしましょう。この時点で企業の資本金は1000万円で、実際手元(銀行口座)に1000万円が存在します。経営を行うには様々なものが必要になるので、その1000万円を使って購入します。すると、資本の額は1000万円で変わらないのに対して、現金は購入したものの分だけ手元から無くなります。このように、経営における資本の額は、それ自体のお金が手元にあるとは限らないということを基礎として知っておきましょう。

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